「人身売買の禁止(じんしんばいばいのきんし)」の始まり
「人身売買の禁止(じんしんばいばいのきんし)」の始まり 飛鳥時代、持統天皇の5年(691)3月に、人身売買の弊習を改めるため、解放令を発せられたのが始まりである。すなわち、兄のために売られた者を良民の籍に復帰させ、父母のために売られた者は賤籍より逃れられず、負債のために奴隷となった時は、親子ともに解放するというのがその令の目的であった。...
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ご報告3月13日午後9時過ぎより激しい腹痛に襲われ、救急車で入院。5年前の手術創からのヘルニアが悪化し、七転八倒。深夜に手術すること2時間半。臍の上に縦一文字の切腹痕。帝王切開ではない。水も食事も摂れない状態が3日間続き、4日目にやっと水が飲め、お粥の食事が始まりました。何とか退院でき、自宅療養に入りました。まだまだ、ブログを更新できるような状況ではありませんので、ご報告致します。
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「神前結婚(しんぜんけっこん)」の始まり 明治5年(1872)5月2日に、美濃国武儀郡関村の戸長である山田精一朗の弟平三郎と、厚見郡今泉村の渡辺武八郎の三女れんとが、関村の春日神社祠官の跡部眞志雄を監婚者として、五儀略式の結婚式を挙げたと『日新眞事誌』に掲載してあるのが始まりである。...
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「水道(すいどう)」の始まり 江戸時代には玉川・神田・千川の三上水があって、明治時代に入ってもなおこれが使用されていた。それが、後にさらに改良水道の議論が起こり、明治26年(1893)に豊多摩郡淀橋の浄水工場に於いて起工式が行われ、次いで明治33年(1900)から、初めて新水道を配給するようになった。
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「水筒(すいとう)」の始まり 水筒は飲料を携帯するための容器で、蓋の出来ないものは水筒とは呼ばない。 古くは竹筒を用いたことから「水-筒」と呼ぶようになったという。英語圏ではWater bottle(水-瓶)とかWaterskin(水-革)と表現し、陶磁器や動物の胃袋・膀胱を用いている。...
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「すき油(すきあぶら)」の始まり 髪をすく時に用いる油で、胡麻油に生蝋(なまろう)を加えた煉り油である。江戸時代中期ごろには、既にあったと思われ、元禄12年(1699)版の『初音草噺大鏡』に流行物を紹介し、「女形(おやま)荻野澤之丞がすき油」とあり、さらに宝永2年(1705)版の『俳諧菊枕』にも「湯あがりの縮(ちぢみ:縮織物)に匂うすき油」と言う一句が載せられている。
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「簾(すだれ)」の始まり 夏に開け放しにした部屋の見通しを塞ぎ、あるいは涼しさを掬うために遮蔽物として用いた。『人倫訓蒙』によれば、崇神天皇の御代に翠簾師という者がおり、奈良時代には既に用いられ、『万葉集』の中にも「君待つと我が恋ひおれば我宿の簾動かし秋の風吹く」と額田王が詠じているので判る。...
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「掏摸(すり)」の始まり 関東ではスリと呼び、関西ではチボと言い、また巾着切の異名もある。その語源については諸説があって明確ではないが、『俚言集覧』に「語学篇に須利(すり)と書いて梵語(ぼんご)なりと註したれど出所詳(つまびらか)ならず、彼がすり違ひつつ行くさまにて物をとらんとするなればやがてすりといふなり」といっている。...
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「スレート葺(すれーとぶき)」の始まり イギリス人コンダーの設計で、明治21年(1888)に建築された実業家・岩崎弥太郎の別邸の屋根にイギリスから輸入したスレート瓦を用いたのが始まりである。当時では眞に珍しいもので、大変な評判であったという。
View Article「製革(せいかく)」の始まり
「製革(せいかく)」の始まり 仁賢天皇の御代(488~498)に高麗(こま)から来日していた革工の須流梠奴流梠(するきぬるき)という者を招いて、熟革(なめしがわ)の方法および革染めの方法を伝授させた。これが日本における製革業の始まりである。
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「成人式(せいじんしき)」の始まり 一人前の大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年男女の前途を祝福し、さらにこれを励ますという意味での儀式のことである。 昭和23年(1948)の春から各地で行われ始めたが、7月20日に「国民の祝日法」が公布され、昭和24年正月15日から国民の祝日として、毎年正月15日に成人式を行うように定められた。...
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「西洋建築(せいようけんちく)」の始まり 江戸時代末期の文久2年(1862)に江戸品川の御殿山に建てられたイギリス公使館が西洋建築の始まりである。しかし、公使が移る前に浪士が襲い、そのために焼失してしまった。 民間では、明治2年(1868)2月に、清水萬助が築地に木造の西洋式ホテルを建築したのが始まりである。
View Article「西洋小間物屋(せいようこまものや)」の始まり
「西洋小間物屋(せいようこまものや)」の始まり 江戸時代に、もっぱらオランダと支那からの舶来品を販売して唐物屋(とうぶつや)と呼ばれた日本橋大伝馬町の阿蘭陀屋や下谷池之端の中金などが西洋小間物屋の老舗として有名であった。 販売する商品は、羅紗、宝石、珊瑚、金銀細工、玻璃(ギヤマン)の瓶子、菓子皿、毛皮などの舶来品ばかりを揃え、貴重なものが多かったので、すべて上流階級がお得意であった。...
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