「成人式(せいじんしき)」の始まり
一人前の大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年男女の前途を祝福し、さらにこれを励ますという意味での儀式のことである。
昭和23年(1948)の春から各地で行われ始めたが、7月20日に「国民の祝日法」が公布され、昭和24年正月15日から国民の祝日として、毎年正月15日に成人式を行うように定められた。
その後、平成10年(1998)の祝日法の改正(ハッピーマンデー制度)により、平成12年(2000)から、成人の日は正月第二月曜日へ移動している。さらに成人式は必ずしも成人の日に行われず、成人としての自覚も失せ、式のモラルも低下して本来の目的から懸け離れたものになっている。