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Channel: 原始人の見聞
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「神前結婚(しんぜんけっこん)」の始まり

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「神前結婚(しんぜんけっこん)」の始まり
 明治5年(1872)5月2日に、美濃国武儀郡関村の戸長である山田精一朗の弟平三郎と、厚見郡今泉村の渡辺武八郎の三女れんとが、関村の春日神社祠官の跡部眞志雄を監婚者として、五儀略式の結婚式を挙げたと『日新眞事誌』に掲載してあるのが始まりである。
 くだって、明治30(1897)7月21日には、東京日比谷大神宮の拝殿に於いて、保科保二と棟方百世の両人が高木兼寛を媒酌人として、また同じ日に渡辺嘉吉と勧世ふゆのの両人が原亮三郎を媒酌人として結婚式を挙げた。この頃からようやく神前結婚が盛んになったのである。

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