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Channel: 原始人の見聞
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「流行(りゅうこう)」の語源

「流行(りゅうこう)」の語源 水が流れて行って定まらないという意味である。悪い意味では病気や災害などが広まる事を言う。 現在では服装などのファッションを指す。流行が永く続けば風俗・風習となり、やはり水の流れのように、一時的にはやって、後は忘れられると言うのが元の意味であろう。

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「粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)」の語源

「粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)」の語源 穀物の実の一粒一粒が農民の苦労の結晶であることが転じて、コツコツと地道な努力を重ねる事をいう。 唐の李紳(りしん)という人の詩『農をあわれむ』の中に「誰か知らん盤中の飧(そん:夕食)粒粒皆辛苦なるを(鉢の中のご飯の一粒一粒が苦労の結晶であることを誰も知りはしない)」とある事から出た言葉である。

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「料理(りょうり)」の語源

「料理(りょうり)」の語源 穀物や液体の量をはかって処理すると言う意味が転じて、物事を上手に処理するという意味になった。中国では事務処理とか指図をすることを意味し、食物を調理することは「烹調」と言う。 日本では料理する事を「割烹(かっぽう)」とも言い、割は裂く、烹は煮るという意味である。 英語では料理の事をクッキングと言うが、これは火で調理するという意味である。...

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「リンチ」の語源

「リンチ」の語源 英語のリンチlynchから出来た言葉である。 元来はアメリカの白人が、黒人に対して行った私的な制裁を言った。これは、アメリカ合衆国バージニア州の治安判事W・リンチが、些細な事で黒人を捕らえ、自分勝手に処刑した事から生まれたという。 黒人に対するリンチは撲殺・射殺・焼殺などがあったが、死に至らしめないほどに傷つけるというのが最も残酷な刑であった。...

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「ルンペン」の語源

「ルンペン」の語源 ドイツ語のルンペンLumpenから出来た言葉である。襤褸(ぼろ)とか屑(くず)とか古着という意味で、そこからボロを着て街をうろつく者、浮浪者、失業者、乞食などを指すようになった。 日本では大正時代末期頃から盛んに使われるようなり、「スッカラカンの空財布、でもルンペン呑気だね」というルンペン節まで生まれ、下村千秋のようにルンペンを主題とする小説家も現れた。

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「ロード・ショー」の始まり

「ロード・ショー」の始まり 昭和22年(1947)の夏に、東京・有楽町のスバル座で「アメリカ交響楽」が公開された時に、始めてロード・ショーRoad show として使用された言葉である。 これは、一般に公開される前に独占的に長時間にわたって映画を興行するという意味であるが、その年の秋頃から日本の映画についても、封切りに先立ち宣伝の目的を持って、特定の劇場で短期間に興行する際に使用するようになった。

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「狼藉(ろうぜき)」の語源

「狼藉(ろうぜき)」の語源 物が乱雑に散らかっている様子を言う。「狼」は乱れる、「籍」は乱雑と言う意味である。 中国の『史記-滑稽伝』に「狼(おおかみ)が草を籍(し)いて寝た跡の、草の乱れた状態」とあり、そこから出来たという説がある。 「狼藉を働く」など、乱暴な振る舞いをするという意味でも使う。

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「浪人(ろうにん)」の語源

「浪人(ろうにん)」の語源 この言葉は時代によって多少の違いがある。 平安時代までは戸籍に漏れて他国を流浪し、公民としての資格がない者を意味していた。江戸時代後期に大石千引が書いた『野乃舎随筆(ののやずいひつ)』に「浪人という名目は上古よりあり、天智天皇の朝に浮浪人、桓武天皇の朝に浪人云々、これを“うかれびと”と読めり」とある。...

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「露骨(ろこつ)」の語源

「露骨(ろこつ)」の語源 戦死して骨を戦場に露(さら)すと言う意味であるが、転じてむき出しなこと、あらわなことと言う意味になった。 ありのままを見せるということから良い意味にもとれるが、この言葉の場合は少しその度が過ぎて、思いやりが足りないという非難の気持ちを込めて用いられることが多い。

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「ロハ」の語源

「ロハ」の語源 全て無量で品物を手に入れたり、切符を買わないで木戸に入ったりすることを、俗に「ロハ」と言う。 これは「只(ただ)」と言う漢字を「ロ」と「ハ」に分けて二字とした隠語である。 明治20年(1887)ころ、赤本(赤い表紙の少年向けの本)を出版していた兎屋誠が「値の至廉なること(値段が安いこと)ロハの如し」という新聞広告を盛んに出したために、世の中に流行する元となった。

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「ロボット」の語源

「ロボット」の語源 チェコ語のrobot(無賃労働者)と言う言葉であるが、チェコスロバキアの作家カール・チャペックが戯曲「ロッサム・ユニヴァーサル・ロボット(人造人間)」の中で用いた造語である。 現在では、人間と同じ動作を行い、また人間に代わって仕事をする自動機械を指しており、自己の意志ではなく、ほかの命令の下にただただ働くものの意味に用いられている。...

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「若い燕(わかいつばめ)」の語源

「若い燕(わかいつばめ)」の語源 年上の女性の愛人となっている若い男性のことを言う。 明治44年(1911)9月に創刊された平塚雷鳥(奥村明(おくむらはる))の雑誌『青鞜(せいとう)』に「元始女性は太陽であった」という大胆な宣言を載せて、日本の近代的な婦人解放運動を開始した。...

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「若衆(わかしゅう)」の語源

「若衆(わかしゅう)」の語源 元来は歳の若い者、つまり元服(げんぷく)前の男子を指した。それが後には美しい少年を意味するようになり、江戸時代には男色(なんしょく:男の同性愛)が非常に流行したので、もっぱら男色の相手をする美少年という意味になった。...

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「勿忘草(わすれなぐさ)」の語源

「勿忘草(わすれなぐさ)」の語源 ドイツ語のVergiss-mein-nichtを日本語に訳した花の名前で、英語名もその直訳のforget-me-notである。 ヨーロッパ原産の花であるが、アメリカ合衆国アラスカ州の州花にもなっている。 この花の名前は、中世ドイツの悲恋伝説から生まれた名前である。...

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「綿帽子と角隠(わたぼうしとつのかくし)」の話

「綿帽子と角隠(わたぼうしとつのかくし)」の話...

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「破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」の語源

「破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」の語源 破れた鍋でもそれにぴったりと合う綴じ蓋があると言う意味で、どんな人にもそれに相応した配偶者があるものだという例えに用いる言葉である。 また、何事にも似通った者同士がふさわしいという意味で用いられる場合もある。

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「わんさガール」の語源

「わんさガール」の語源 映画撮影所の大部屋女優や無名の女優のことを言う。 大正9年(1920)に、松竹の蒲田撮影所が創立されて間もなく出来た言葉で、大部屋にはわんさ(沢山という形容)と群がっている女優達を見て「こんなのをワンサガールと言うんだね」と、ある人が評したことが流行したもので、もちろん英語ではない。

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「ワンマン」の語源

「ワンマン」の語源 英語のOne manは一人と言うことであるが、日本では昭和21年(1946)5月22日から総理大臣になった自由党総裁・吉田茂の独断ぶりを評して「ワンマン」と渾名(あだな)を付けてから有名になった言葉である。...

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「亜鉛華(あえんか)」の始まり

「亜鉛華(あえんか)」の始まり 酸化亜鉛を工業薬品や医薬品として用いる白色の粉末で、顔料として用いる時は亜鉛白とも呼ぶ。汗を取る「シッカロール」は商標名であるが、亜鉛華や亜鉛華デンプンで作られた薬品である。 日本で亜鉛華を作るようになったのは、明治11年(1878)に奈良県大和郡山の茂木春太・重次郎兄弟によって製造に成功したのが始まりである。...

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「欠伸(あくび)」の話

「欠伸(あくび)」の話 「口あいて五臓見らるるあくびかな」と言う古い俳句にあるように、腹の奥まで覗けるほど、大きく口を開くアクビは、人間が疲労して体内に酸素が欠乏した時に、これを補うために反射的に空気を吸入し、一定の順序を経て急に吐き出す一種の呼吸運動で、哺乳類以外にも爬虫類や鳥類でも起こることが知られている。...

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