「ロボット」の語源
チェコ語のrobot(無賃労働者)と言う言葉であるが、チェコスロバキアの作家カール・チャペックが戯曲「ロッサム・ユニヴァーサル・ロボット(人造人間)」の中で用いた造語である。
現在では、人間と同じ動作を行い、また人間に代わって仕事をする自動機械を指しており、自己の意志ではなく、ほかの命令の下にただただ働くものの意味に用いられている。
1769年(江戸時代の明和6年)にハンガリーのケムブレンによって機械人形が発明され、次いで1929年にイギリスのダブリュー・エッチ・リチーズによって人造人形が創案された。
日本では昭和5年(1930)12月9日の夜、日比谷公会堂で催された拳闘大会にレマルクというロボットが現れて、開会の辞を述べたのが始めてである。これはドイツのデュッセルドルフ市に在る芸術人形会社で製作されたものであった。