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Channel: 原始人の見聞
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「野郎(やろう)」の語源

「野郎(やろう)」の語源 もとは月代(さかやき)を剃った若者という意味であった。若い男が男色の相手として喜ばれたところから、男色を売る者という意味になり、若い美男子ばかりを集めた野郎歌舞伎が登場するに至って、いよいよその意味が主となった。...

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「遣手(やりて)」の語源

「遣手(やりて)」の語源...

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「結納(ゆいのう)」の語源

「結納(ゆいのう)」の語源 婚約が成立したしるしに、双方の家で取り交わす金品のことを言う。 古くは「言い入れ」と言っていたのが、転訛して「ゆいいれ」となり、これに漢字を当てて「結い納れ」としたところから「結納」ができた。この風習は、熨斗か何かを結んで相手に納め入れるわけであるから、この字を当てたのももっともなことである。...

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「郵便(ゆうびん)」の語源

「郵便(ゆうびん)」の語源 明治4年(1871)4月に郵便法が制定されたが、その前年に準備として前島密(まえじまひそか)が駅逓司(えきていし:郵便局の旧称)の長官に就任した。前島はそれまでの飛脚営業と官設の事業とを、はっきりと区別するために「郵便」「切手」などの名称を考案した。...

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「行(ゆ)きがけの駄賃(だちん)」の語源

「行(ゆ)きがけの駄賃(だちん)」の語源 ある事をするついでに、別の事に手を出して利益を得る事を言う。 馬子(まご)が問屋に荷物を取りに行く空馬(からうま)に、よその荷物を運んで駄賃(だちん:運搬料)をもらい、こっそりと金を儲けたところから出来た言葉である。

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「油断(ゆだん)」の語源

「油断(ゆだん)」の語源 仏教の経典『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』の中に「ある王様が一人の家臣に油の入った鉢を持たせ、「一滴でも零(こぼ)したらお前の命を絶つぞ」と申し付けて、後ろに刀を抜いた監視人を置いた。そこで家臣は細心の注意を払って鉢を捧げていた」という話があり、ここから出来た言葉と言われている。 この他に、「寛(ゆた)に(ゆったりとしている)」が変化した言葉という説もある。...

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「羊頭狗肉(ようとうくにく)」の語源

「羊頭狗肉(ようとうくにく)」の語源 見かけと実際が違う事、見かけ倒しの事を言う。 看板には羊の頭を掲げておいて、実際には狗肉(犬の肉)を売るという意味である。 中国の『晏子春秋(あんししゅんじゅう)-雑下』に「牛首を門にかかげて馬肉を売る」とあり、『説苑-政理』にも「牛頭を門にかげて馬肉を売る」とあるところから、これが変化して出来た言葉と言われる。 

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「要領(ようりょう)」の語源

「要領(ようりょう)」の語源 「要」は衣の裾(すそ)、「領」は襟(えり)の意味である。 衣を持つには要と領とを執るところから、物事の最も大切な点、また、うまく処理する手段・方法という意味になった。

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「横紙破り(よこがみやぶり)」の語源

「横紙破り(よこがみやぶり)」の語源 和紙は漉き目に沿って縦に裂くと裂けやすいが、横には裂けにくい。それを強いて横に破るところから、無理を押し通す、理不尽な事をする例えとして用いた言葉である。

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「与太郎(よたろう)」の語源

「与太郎(よたろう)」の語源 嘘やでたらめを言う愚か者を人名化したもので、江戸時代の人形浄瑠璃社会の隠語である。これが落語に用いられて世に広まり、次いで明治時代末から大正時代にかけて、冗談や馬鹿話をすることを「与太を飛ばす」とも言うようになった。 「与太者」という言い方があるが、これは愚か者の意味からもっと悪質な不良やならず者と言った意味に変化した言葉である。

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「よなげ屋」の語源

「よなげ屋」の語源 川底やゴミ捨て場から、金属類を拾い集める商売の事である。 これは大正15年(1923)9月に発生した関東大震災の数年後から大いに流行したが、昭和25年(1950)6月に勃発した朝鮮戦争から、特に「よなげ屋」の復活がめざましかった。 「よなげ屋」に語源は、「米上ぐ(よねあぐ)」すなわち米を水で研ぎながら、小さな石を取り除くことから転訛した言葉と言われている。...

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「夜なべ」の語源

「夜なべ」の語源 夜間に仕事をする事を言う。昼を夜に延べるところから「よのべ」が変化して出来た言葉と言われている。 また、「夜並(よなべ)」の意味で、夜を昼に並べることからとする説もある。 「夜鍋」とも書く事から、夜に鍋で物を煮て食べながら仕事をするといった解釈も生まれている。

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「夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)」の語源

「夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)」の語源 女性が美しく見えるときのことを言う。たいていの女性は昼間より夜の方が、近くで見るより遠くから眺める方が美しく見えるし、まして笠を被った女性は素晴らしく綺麗に見えるので、女性を見極める時はこれを避けた方が良いという意味である。...

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「落書(らくがき)」の語源

「落書(らくがき)」の語源 「落とし文(おとしふみ)」より起こった「落書(らくしょ)」を読み替えたもので、古くは権力者に対する批判や社会風刺を紙に書き、筆者の名前を秘して人目に付きやすいところに落としたり、壁に貼り付けたりした。平安時代から見られる。...

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「ラシャメン」の語源

「ラシャメン」の語源 ヒツジの異名である。西洋の水夫がヒツジを船内で飼育し、性のはけ口としていたという俗説から、西洋人の妾になった日本の女性を呼ぶ言葉になった。「綿羊娘」「羅紗綿」とも書く。...

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「らちがあかない」の語源

「らちがあかない」の語源 物事の決着が付かない、物事がはかどらないと言う意味である。「らち」は「埓(らち)」と書き、馬場の周辺に設けられた柵の事である。...

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「濫觴(らんしょう)」の語源

「濫觴(らんしょう)」の語源 物事の始まり、起源のこと。「濫(らん)」は浮かべること、「觴(しょう)」は盃(さかづき)の意味である。 中国の思想家・孔子が弟子の子路(しろ)を誡めて言った言葉のなかに、「揚子江のような大河も、その源に遡れば、やっと觴(さかづき)を濫(うか)べられるほどの小さな流れである」という一節があり、その故事から生まれた言葉だと言われている。

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「梨園(りえん)」の語源

「梨園(りえん)」の語源 俳優の社会、演劇界、特に歌舞伎俳優の社会を言う。 梨の木が植えてある園であるが、『唐書礼楽志』に、「唐の玄宗皇帝が梨の木の植えてある園で、自ら歌舞を行い、さらに歌舞の名人を多く集めてその場所を梨園と言った」という故事から生まれた言葉と言われている。

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「立錐の余地もない(りっすいのよちもない)」の語源

「立錐の余地もない(りっすいのよちもない)」の語源 細い錐(きり)を立てるほどの余地もないということで、人や物が密集してわずかな空間もない事の例えとして用いる言葉である。 中国の『史記-滑稽伝』に「秦は六国を滅ぼして、立錐の地さえない」とあり、それが広く世に知られるようになった言葉である。

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「溜飲が下がる(りゅういんがさがる)」の語源

「溜飲が下がる(りゅういんがさがる)」の語源 胸がすっきりする、せいせいする、不平や不満を解消させて気分が晴れ晴れとすると言う意味であるが、元来は肉体的な快感を意味していた。 「溜飲(りゅういん)」という言葉は、胃の消化作用が不十分で、胸焼けがしたり胃液のゲップが出たりする不快な症状をいう。この症状が下がってさっぱりするところから出来た言葉である。 江戸時代末期から広く用いられている。

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