「封筒(ふうとう)」の始まり
「封筒(ふうとう)」の始まり 江戸時代初期に支那から渡来したのが始まりである。筒状で封じるように作ったところから封筒と名付けられ、状袋(じょうぶくろ:書状の袋の意味)とも言われた。しかし、当時は一般には用いられず、多くは包み状のままであったらしい。...
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「覆面(ふくめん)」の始まり 平安時代初期から勢力を伸ばし始めた僧兵が覆面をしたことが始まりで、室町時代末期には手巾のようなものを頭に被り、その上に笠を被ったが、江戸時代初期から主として上流家庭の婦女子が外出する時に覆面をするようになった。...
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「袋棚(ふくろだな)」の始まり 袋戸棚のことで、引き違いの襖戸をつけた戸棚を言う。床の間の脇や戸袋、地袋などに設けられた。 室町時代末期に現れた有名な茶人の武野大黒庵紹鴎が考案したのが始まりである。その歌に「我名をば大黒庵といふなれば袋棚には秘事をこめける」と言っている。
View Article「武士の両刀(ぶしのりょうとう)」の始まり
「武士の両刀(ぶしのりょうとう)」の始まり 古代に武人が長短両刀を帯びした所見はなく、聖徳太子や藤原鎌足の肖像画にも一振のみである。 平安時代の延喜年間(901~923)頃から、朝服には飾太刀一振を佩(は)き、また旅行などには野剣(のつるぎ)という小刀を佩(は)くようになった。...
View Article「衾(ふすま)」の始まり
「衾(ふすま)」の始まり 被(ふすま)または寝衣(よぎ)とも言い、臥裳(ふすも)の意味である。四角形に縫い、縁も袖も無く、寝る時に身体を被うものゆえにこの名があるという。...
View Article「武装移民団(ぶそういみんだん)」の始まり
「武装移民団(ぶそういみんだん)」の始まり 昭和7年(1932)10月3日に、陸軍省の後援で拓務省が募集した東北各県の在郷軍人五百名が、国防の最前線で開拓に従うため、北満州の広野を目指して出発したのが武装移民団の始まりである。しかし、これらの人々も昭和20年8月の終戦時の混乱で、ほとんどが行方不明となる悲しい末路を遂げてしまった。
View Article「仏式結婚(ぶっしきけっこん)」の始まり
「仏式結婚(ぶっしきけっこん)」の始まり 真宗本願寺派の学僧で有名な藤井宣正が、明治26年(1893)の春に東京白蓮社会堂において仏式結婚を行ったが、これが日本における仏式結婚の始まりである。
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「ブラジル移民(いみん)」の始まり 明治41年(1908)4月28日に、神戸を出港した笠戸丸(1000トン)で渡航した150世帯、781名が移民の始まりで、昭和15年(1940)7月には21万人を突破し、産業・経済・文化のあらゆる方面にわたって素晴らしい発展を遂げている。
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「風呂(ふろ)」の始まり 生まれた時の産湯(うぶゆ)から死んだ時の湯潅(ゆかん)に至まで、人は一生を通じて風呂とは切り離すことが出来ない縁がある。...
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「浮浪人(ふろうにん)」の始まり 古くは「うかれびと」と読み、自分が生まれた戸籍から脱して、施政者の苛酷な搾取や重税に堪えかねて他の場所に流浪した者のことである。 『日本書紀』の天智天皇の9年(670)2月のくだりに「戸籍をつくりて盗賊と浮浪とを糾弾する」とあるのが、文献に見られる始まりである。 しかし、今日で言うホームレス的な解釈とは内容を異にしている。
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「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」の始まり 島田髷の根を高くして優美に見せたものを文金というのは、元は男の髷で根を高くして、そのうえでハケ先を曲げたものである。これは江戸時代の享保年間に宮古路豊後橡和中(元文5年9月1日情死、歳38)が結い始めたのが一般に行われ、ついに女性の髪形にまで及んだものである。...
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「分譲地(ぶんじょうち)」の始まり 明治44年(1911)頃、東京市麻布区永坂町一帯に在った佐土原藩島津家の地所を手放すことになったが、全部の土地を一手に買い受ける人がいなかったので、実業家の池田成彬に相談したところ、「それならばこの地所を沢山に区切って多くの人に譲ったらどうか」といわれ、その案に従って適当に区切りをつけて分譲したのが始まりである。
View Article「粉末石鹸(ふんまつせっけん)」の始まり
「粉末石鹸(ふんまつせっけん)」の始まり 明治29年(1896)に、東京牛込の石鹸製造所安永舎から廃物同様の切り屑を購入し、これを乾燥して粉末とし「イリス粉末石鹸」と名付けて販売した者が居た。これが日本における粉末石鹸の製造の始まりである。
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