$ 0 0 「浮浪人(ふろうにん)」の始まり 古くは「うかれびと」と読み、自分が生まれた戸籍から脱して、施政者の苛酷な搾取や重税に堪えかねて他の場所に流浪した者のことである。 『日本書紀』の天智天皇の9年(670)2月のくだりに「戸籍をつくりて盗賊と浮浪とを糾弾する」とあるのが、文献に見られる始まりである。 しかし、今日で言うホームレス的な解釈とは内容を異にしている。