「恵比寿紙(えびすがみ)」の始まり
紙を重ねて裁断したときに、内側に折れ込んで切り残したものを言う。その起源については『三養雑記』に「紙の隅の裁切のこしたるを、俗にゑびす紙といへり、そは十月には、いずくの神々も、みな出雲國へ行きたまふよし、世にいひつたえるなどことわざにもいふに、恵比須講はこの月にするなれば、ゑびす神ばかりは、出雲に行きたまわねば『かみたちのこり』といふこころにて、ゑびす紙にはいふとかや」と見え、一種の謎言葉から始まったものである。
恵比寿紙
画像の出典:Hatena Diary