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Channel: 原始人の見聞
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「町火消(まちびけし)」の始まり

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「町火消(まちびけし)」の始まり
 江戸町火消が始まったのは享保4年(1719)4月である。すなわち纏(まとい)、玄蕃桶、梯子(はしご)、鳶口(とびくち)、龍吐水(りゅうどすい:ポンプ)などを備え、これを一番から十番まで四十八組に分けて、「いろは」をもって符合と定めた。この内、四番組は火に紛らわしく、七番組は火事に紛らわしいという理由で削除し、さらに組の内、「へ」「ら」「ひ」「京」の四文字は避けて百・千・萬・本の四字をもってこれに代え、その総勢は512人であった。
 また、各組には頭取を置いて組を統率させ、その下に頭、纏持ち、梯子持ち、平人、人足の5階級を設けて出火の際には、それぞれの持ち場を守って防火に努めたものである。

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