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Channel: 原始人の見聞
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「髪結いの鑑札(かみゆいのかんさつ)」の始まり

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「髪結いの鑑札(かみゆいのかんさつ)」の始まり
 江戸時代の寛永17(1640)2月に、幕府が髪結いの鑑札を下したのが始まりである。しかし、後には鑑札が無くても多く人が営業できたので、明暦元年(1655)8月には調査を行い、次いで万延2年(1659)正月に新しい鑑札を渡すことにした。それによると、師匠は一年に2両、弟子は1両の札銭を徴するように定められていた。
 このように、次第に髪結い業が増加する傾向にあったので、寛文元年(1661)8月には、江戸市中の一町内に1軒と制限が加えられる結果となった。また、京都においては町毎に設けられ、これを会所と称し、町の人たちの倶楽部ともなっていたようである。

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