$ 0 0 「紙衾(かみぶすま)」の始まり 紙で作った寝具の一種で、別称を「天徳寺」という。普通の布団は布を外側にして綿を入れて作るのに対して、紙を外側にして藁を入れて作ったものである。これは貧賤な者が主に用い、江戸時代から広く行われていた。 頼むぞよ 寝酒なき夜の 紙ふすま 芭蕉 紙ぶすま 折り目正しく あわれなり 蕪村