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Channel: 原始人の見聞
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「狂名(きょうめい)」の始まり

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「狂名(きょうめい)」の始まり
 狂歌の作者として用いる号で、「きょうめい」ともいう。
 江戸の市ヶ谷左内坂に住んでいた島田左内友直は生来酒を好み、また狂歌をもてあそんで狂名を「酒上熟寐(さけのうえのじくね)」と号したのが東都における狂名の始まりといわれている。しかし、老後は禁酒して「瓢空酒(ひさごのからざけ)」と改めたという。
 なお、当時の狂歌師で狂名の有名なものには、蜀山人(太田南畝)、福内鬼外(ふくうちきがい:平賀源内)、南陀伽紫蘭(なんだかしらん:窪春満)、宿屋飯盛(やどやめしもり:石川雅望)など、ふざけたものがある。

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