$ 0 0 「一字拝領(いちじはいりょう)」の始まり 主君より偏諱(へんいみな:名前の一部)の一字を賜って、自分の名前にすることを言う。『吾妻鏡』によれば、治承4年(1180)10月2日に、源頼朝が烏帽子親になって結城一万丸(通称:小山の七郎)に「朝(とも)」の一字を与え、小山七郎宗朝(後に朝光)と名乗ったのが武将の偏名を授けた始まりである。また、元弘3年(1333)8月に、後醍醐天皇(尊仁)が足利高氏に「尊」の一字を賜り、足利尊氏と名乗ったのが、天皇より臣下が一字拝領した始まりである。