「メリヤス」の語源
スペイン語のmedias、あるいはポルトガル語のmeias が訛った言葉であると言う。本来の意味は「靴下」で、英語のストッキングに相当する。
これは、綿や毛糸で網の目のように編んだ物で、伸縮性や柔軟性が良く、手袋・靴下・股引などに用いられてきた。
体の大小にかかわらず、ぴったり合う事から「莫大小(メリヤス)」と書かれる。「莫(ばく)」は無いと言う意味で、大小がないということである。
メリヤスを作る機械は1598年にイギリス人のウィリアム・リーによって発明され、日本には江戸時代中期に伝来している。