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Channel: 原始人の見聞
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「不感症(ふかんしょう)」の話

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「不感症(ふかんしょう)」の話
 1910(明治43)にドイツの医者オットー・アドラーが、女性の不感症(Frigidity)の書籍を著したのが始まりである。
 次いで、1914(大正3)7月に起こった第一次大戦の後、女性の解放運動が盛んになるに従い、はては夫の利己主義によって女性を道具化したわがままを原因とする妻の不感症と言うことが大きな問題となり、にわかに「不感症」という言葉が広く大衆化されるにいたった。しかし、その原因は主として多産恐怖という精神的な抑制によるものが極めて多いと言われている。つまり、妻はまた妊娠しないだろうかとはらはらし、それがいつしか慢性化して夫婦関係に興味を失い、知らない間に本当の不感症になってしまうのである。
 

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