$ 0 0 「腕相撲(うでずもう)」の始まり 古くは「腕押し」ともいい、座ったまま二人向かい合って互いに右手を握りあって、肘を平面につけ、相撲のように気合いを図り、相手の腕をねじたおそうとして競う遊びのことを言う。 この遊びの歴史は古く、『義経記』のなかに「ちご法師ばらをかたらひて人もゆかぬ御堂のうしろ山などへともなひゆきて、腕押し、首引(くびびつき)、すまふ(相撲)などこのみける」とあることでも判るように、すでに平安時代末期から行われていた。