$ 0 0 「貧民病院(ひんみんびょういん)」の始まり 江戸時代中期の享保7年(1722)12月4日に、江戸小石川の白山に設けられた貧民病院が始まりである。これは徳川八代将軍吉宗が、町医者の小川笙船が目安箱に投じた建言を採用して創設したもので、ここでは笙船父子をはじめ岡丈庵や林良適らが治療や投薬にあたり、患者は主に身寄りのない孤独な者や貧しくて病める者などであった。なお、当時はこれを「小石川養生所」と呼んでいた。