「未曾有(みぞう)」の語源
未曾有の原語 adbhuta(サンスクリット語) は「びっくりした」と言う意味の仏教語であるが、漢訳者が通俗語源解釈にしたがって「未(いま)だ嘗(かつ)て有らず」の意味に解釈した。
仏典においては、これまでに無かった事、非常に珍しい事、世にも不思議な事、奇跡などの意味である。
政治家が撰んだ第93代内閣総理大臣麻生太郎が「未曾有」を「みぞゆう」と読んで教養の無さをさらけ出し、有名になった。麻生太郎の誤読はしばしば有り、かの田中真紀子は「ひょっとこ総理」とか「アルツハイマー総理」と称していた。日本の歴代総理の中でこれほどの教養の無さは「未曾有」の事である。笑い話にもならない。