$ 0 0 「伝染病研究所(でんせんびょうけんきゅうじょ)」の始まり 明治27年(1894)2月6日に、東京芝愛宕下に開設された伝染病研究所が日本における始まりである。 これはドイツの細菌学者ロベルト・コッホの門下生である北里柴三郎が、長與専斎、長谷川泰、福沢諭吉らの後援をうけて設立したもので、これによって日本における細菌学・血清学の基が開かれた。 次いで、大正3年(1914)3月に、東京帝国大学に移管されたため、独力で北里研究所を起こし、大正7年に社団法人の組織となった。