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Channel: 原始人の見聞
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「ラムネ」の始まり

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「ラムネ」の始まり
 ラムネはイギリスのレモネード(Lemonade)が転訛したもので、炭酸ガスを水に溶解し、これに少量の砂糖とレモン香料を調味した清涼飲料水である。
 明治元年(1868)5月に、支那人の蓮昌泰という者が東京築地入船町の軽子橋畔でラムネ屋を開いたのが始まりで、その配達人であった鈴木音八がその製造法を覚えて、明治14年5月に独立し、芝日影町に洋水舎を設立して胡瓜ラムネを売り出した。これが日本人のラムネ屋の始まりである。
 当時の製造法は、単に経験による他はなく、一本ずつ詰めてはガスの具合や香味の多少などを全部手加減で行っていた。また、ビンは先の尖った胡瓜ビンを使ったが、明治30年6月からは玉ビンを使うようになった。胡瓜ビンの底が丸いのはコルク栓が乾燥しないように寝かせて置くためである。
 
イメージ 1 
胡瓜ビン
画像の出典:みろくや
 
イメージ 2 
ラムネ
画像の出典:ウィキペディア

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