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Channel: 原始人の見聞
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「焼藷(やきいも)」の始まり

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「焼藷(やきいも)」の始まり

 江戸時代末期から始まったが、それについて、天保4年(1833)版の『世のすがた』のなかに「焼芋は寛政五年(1793)の冬、本郷四丁目番屋にて始め、焙烙焼(ほうろくやき)を売る、これむし焼のはじめなり。看板に「八里半」と書いたる行燈(あんどん)を出せり、栗(九里)にも近きというなぞなるよし、近来は所々に出来、何所の町にもあり」と書かれている。

 次いで、小石川白山に「十三里」と書いた行燈を出した焼芋屋が現れたが、これは栗(九里)より(四里)美味いと言う洒落た宣伝であったという。


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