$ 0 0 「飯屋(めしや)」の始まり 昔は、出先で飯を食うなどということは夢想だにしなかったものであるが、江戸時代の徳川五代将軍綱吉の天和年間に、浅草並木町に奈良茶飯や菜飯(なめし)などの簡単な食事ができる飯店が現れた。そして、交通の不便な時代に浅草あたりに出かけた人たちに、奈良茶飯に豆腐汁と煮豆ぐらいの簡単な食事をさせた。その頃評判であった「八百善」の料理よりもはるかに美味しく、江戸っ子の間で大評判であった。 奈良茶飯画像の出典:国立歴史民俗博物館