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Channel: 原始人の見聞
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「新薬の製造(しんやくのせいぞう)」の始まり

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「新薬の製造(しんやくのせいぞう)」の始まり
 江戸時代末期の蘭方医・伊東玄朴は文久元年(1861)5月8日に、新薬製造の願書を幕府に提出した。
 はじめは貴重な白銀を溶解して薬品を作るのは国家の至宝を滅却するものだと反対されたが、玄朴は新薬を製造して人命を救い、また輸入を防ぐことができれば、かえって通貨の海外流出を減らすことになると、再三主張してついに許可され、同年11月に江戸城内二の丸に仮の製薬所を設立して新薬を作るようになったのが始まりである。

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