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Channel: 原始人の見聞
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「鍼術(しんじゅつ)」の始まり

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「鍼術(しんじゅつ)」の始まり
 欽明天皇の23(562)8月に、呉の人・知聡らが薬書・経書・楽器などを持って来日したが、これが外国医書、特に鍼科典籍が日本にもたらされた始まりである。
 また、鍼家の伝説によると、紀河辺幾男麿という人が新羅に渡って鍼術を学び、皇極天皇の4年(645)5月に帰国して鍼博士に任ぜられたという。
 次いで、文武天皇の大宝元年(701)8月には宮内省の典薬寮に医師・医博士・医生ならびに針師・針博士・針生を置き、針師は諸瘡病を治療すること、および補瀉のことを司り、針博士は針生を教授し、針生は針を学ぶようになった。これが鍼科が専門になった始まりである。

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