「水たき料理(みずたきりょうり)」の始まり
鶏を塩味のみで煮て、それに色々な薬味を付けて食べる物を言う。
これは明治44年(1811)5月に、本多次作(後に治作と改名)が支那料理からヒントを得て思いつき、福岡県博多市の「新三浦」で試食したのが始まりで、次いで大正4年春に神戸で水たき料理を始め、大正6年12月には東京に進出して築地に「治作」という水たき専門の料理店を開き、大繁盛を招いた。
また、「水たき」という名称は、水で焚くから単に「水焚き」としたのでは語呂が悪いというので、いつの間にか「水烹(みずたき)」となり、あるいは「水たき」と書くようになったという。
水たき料理
画像の出典:つきじ治作