$ 0 0 「サルヴァルサン療法(りょうほう)」の始まり 性病の特効薬として広く使用されていた。これが「606号」と言われているのは、製品番号によって名付けられたからである。 この薬は、明治42年(1909)10月にドイツのフランクフルト大学のエールリッヒ研究室において、日本の秦佐八郎が完成させたものであるが、彼は恩師と共に発明したように発表して、医学界の美談となった。