$ 0 0 「文旦漬(ぶんたんづけ)」の始まり 江戸時代末期の安永5年(1776)の暮、支那の謝文旦たちが暴風雨のために薩摩国付近に漂着した時に、その通詞(通訳)を務めた原田善右衛門が非常に親切に取り扱ったので、謝文旦は大変感激し、出港の時に珍しい果物を贈った。これがすなわちザボンである。原田はこの果物を植えて育てたが、その名前が判らないので、贈り主の名前を取って「文旦」と名付け、このザボンの皮を砂糖漬にしたのが文旦漬の始まりである。「ぼんたん漬」とも言う。 文旦漬画像の出典:はなまるフルーツ