$ 0 0 「遣明使(けんみんし)」の始まり 室町時代初期の応永4年(1397)8月5日に、足利将軍義満は初めて使いを明に遣わし、次いで応永8年5月13日に、さらに僧祖阿を遣わして明主に書を贈ってから両国の交通は次第に頻繁となった。しかし、これはかつての遣唐使のように目的は文化を学ぶのではなく、外貨を獲得するための貿易を主眼としたものであった。