$ 0 0 「医書の板刻(いしょのはんこく)」の始まり 室町時代、後奈良天皇の大永8年(1528)7月に、和泉国の婦人科医であった阿佐井宗瑞(あさいそうずい)は、中国の明の『医書大全』を得たが、その流伝が極めて少ないのを嘆き、自ら私財を投げ出してこの書を覆刻したという。これが我が国における医書の板刻の始まりである。