$ 0 0 「医化学(いかがく)」の始まり 明治17年(1884)10月にドイツに留学した隈川宗雄(くまかわむねお)は、ベルリン大学に於いてザルコースキイ教授について医化学を研究し、明治23年10月に帰国して翌年4月に医科大学教授となった。次いで、明治26年9月に医化学も独立した一講座となり、それを担当して医化学の発展の努め、糖定量法の改良や脂肪の研究などは代表的なもので、これが日本における医化学の始まりである。