$ 0 0 「非人寄場(ひにんよせば)」の始まり 江戸時代末期の天保13年(1842)12月7日に、老中水野忠邦の意見により、浅草の非人溜の裏に創設されたものが始まりである。ここには盲人や不具者を除いて市中をうろついている無宿非人と江戸払いに相当する軽犯罪者を収容し、施設内にある手業場で草履や草鞋などを作らせて、彼らに自営自活の方針をとらせていた。