$ 0 0 「非人溜(ひにんだめ)」の始まり 囚人が牢屋敷で病に罹った時、取りあえずこの非人溜に移して加養させ、全治するとまた牢屋敷に戻した。また15歳未満の犯罪者は、成長するまでここに置き、15歳になるのを待って本刑に服役させた。江戸時代前期の貞享4年(1687)に、江戸の浅草と南品川に非人溜を設け、浅草は非人頭の車善七が、南品川は同じく非人頭の松右衛門が管理したのが始まりである。