$ 0 0 「悲田院(ひでんいん)」の始まり 奈良時代に恵まれない孤児、疾病、孤独、貧窮の者を収容して救済した所のことをいう。聖武天皇の天平2年(730)5月に、光明皇后が施薬院とともに設けたのが始まりである。初めは平城京の左右両京に在ったのが、後の平安京では左京の鴨川の右岸にだけ存在したようである。