$ 0 0 「美顔水(びがんすい)」の始まり 江戸時代初期の寛永年間に、江戸の芝神明前に在るせむし喜左衛門の店から「花の露」という薬が販売されたが、これは顔の艶を良くし、吹き出物を除く効能があって、広く一般の間で用いられた。これはイバラの花で作った化粧料で、その作り方はイバラの花に湯気を通し、その露に丁子、白檀などを加えたものであるが、これが日本における美顔水の始まりである。