$ 0 0 「旗(はた)」の始まり 日本では古くから旗幟と言う物が用いられていた。『日本書紀』の神代上巻に「伊弉冉尊の火神を生みますとき、灼かれて神退去りまして、紀伊國熊野之有馬村に葬る。土俗この神の魂を祭るに、花あるときはまた花をもつて祭り、また鼓(つづみ)、吹(ふえ)、旗幟(はた)をもちひて歌ひ舞ひて祭る」とあるのが、文献に見られる始まりである。