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Channel: 原始人の見聞
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「輦(てぐるま)」の始まり

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「輦(てぐるま)」の始まり
 「腰車」または「小車」とも言う。平安時代初期頃から用いられたと思われ、『続日本後紀』の仁明天皇のところに「承和六年(839)六月己卯、女御従四位下藤原朝臣澤子卒、(中略)小車に載せ禁中より出る」とある。
 輦はもっぱら朝廷において用いられ、親王、大臣がこれに乗るのは特旨によって許された者に限られていた。『年中行事歌合』のなかにも「輦車と申は輪をかけて輿のやうにつくりたる車也、これもさりぬべき宿老大臣、また女御、更衣などのゆるされて大内の内を乗りて通ひ給ふもの也」とある。


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重要文化財『石山寺縁起絵巻』第三巻第三段部分





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