$ 0 0 「葛籠(つづら)」の始まり 「衣籠」とも書く。葛という草のツルで作った物をいう。 『類聚三代格』の大同4年(809)8月28日の太政官符の中に、黒葛筥の名がみえ、平安時代には既に葛を使って葛籠を作っていたことが判る。葛籠はいずれにしても、当時では最も重宝な、衣服などの容器であった。