「白煉瓦(しろれんが)」の始まり
明治8年(1875)に西村勝三が、フランス人のペンゲレンが用いた白煉瓦の原土を、上野国高崎の乗附村で発見し、白煉瓦の製造を企画し、翌明治9年に工場を設立して、耐火煉瓦の製造に着手したのが始まりである。
また、明治16年4月には、元工部省工作分局の一部であった深川清住町の白煉瓦製造場の払い下げを受けて、芝浦に在った耐火煉瓦製造工場と合併させて、伊勢勝白煉瓦製造所と称した。明治20年に、この製造所を北品川の御殿山下に移転して、品川白煉瓦製造所と改称した。そして、明治36年には株式組織に変更し、品川白煉瓦株式会社と改称した。
品川白煉瓦株式会社東京本店
画像の出典:渋沢栄一記念財団