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Channel: 原始人の見聞
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「白炭(しろずみ)」の始まり

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「白炭(しろずみ)」の始まり
 黒炭に対して、白炭または白消(しろけし)とも言い、石竃(いしがま)で焼いた堅炭のことである。石竃というのは、石と土で築いたもので、その中に材木を詰めて点火し、1000度以上の高温度で白熱したものを、竃の外に取りだし、素灰をかぶせて冷却消火するものである。
 白炭の最上のものは、姥芽樫(うばめがし)の備長炭(びちょうすみ)であり、落とせば金属性の音をたて、扇(あお)げば高熱の炎をたてる。
 これは江戸時代の元禄期に、紀伊国田辺の備中屋長右衛門が創製したために「備長炭(びちょうすみ)」という名称がある。現在では、「びんちょうたん」とか「びんちょう」とも呼ばれている。
 
イメージ 1
白炭
画像の出典:ウィキペディア

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