「愚連隊(ぐれんたい)」の始まり
愚劣な仲間、いわゆるグータラ連中の一隊という意味であり、不良の徒が党を組んで盛り場を押し歩き、悪事を謀り、これを行う場合、その一隊を指して「愚連隊」と言ったが、昭和時代初期から用いられ始めた新時代語としては、だらしないぶらつき連中のことに使われ、たとえば学校の帰りに仲間と一緒に映画見物に出かけるのも、また給料日に勤め人がいい気になって友達を誘いカフェーなどを遊び回ったり、あるいは勤めの帰りに仲間とどこかブラブラしながら廻り歩くことを常習とする者も愚連隊と呼んだのである。