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「勧進相撲(かんじんすもう)」の始まり

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「勧進相撲(かんじんすもう)」の始まり
 『相撲大全』によれば、公の相撲節会(すもうせちえ)のほかに勧進相撲は室町時代から行われ始め、力士が飛び入りした者の相手にもなったので、俗に寄せ相撲とも呼ばれていた。
 江戸では寛永元年(1624)に、明石志賀之助が寛永寺建立のために、四谷塩町において晴天六日間の寄せ相撲を興行したのが勧進大相撲の始まりである。
 正保2年(1645)6月には山城干菜寺八幡宮の再建につき下鴨会式の内の十日間にわたって寄せ相撲を興行したのが、京都における勧進相撲の始まりである。
 次いで、元禄5年(1692)には袋屋伊右衛門という者が、南堀江高木屋橋筋の立花通りにおいて興行したのが大坂における勧進相撲の始まりである。
 
イメージ 1
勧進大相撲土俵入之図  歌川国芳画
画像の出典:江戸東京デジタルミュージアム

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