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Channel: 原始人の見聞
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「若返り法(わかがえりほう)」の話 その4

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「若返り法(わかがえりほう)」の話 その4
 どこの国でも性的興奮薬が一番早く広まるので、日本に茶が舶来した時も、またココアやコーヒーも初めは媚薬として売り出されたという。
 西洋では紀元前11世紀にイスラエルの王ダビデが「老衰を防ぐには若い女と同棲するに限る」と言っているが、これは古代のギリシャやローマにおいて、いわゆる処女回生術として行われていた。また、ローマ時代には処女の尿で殺したトカゲの目玉を飲めば良いと言われていた。
 オランダのアムステルダムのある市長は医者の説によって、常に若い処女二人を両側に眠らせて元気を恢復し、すばらしい若返り法の効果を挙げたと言われている。しかし、色欲に冷淡な高僧や鸚鵡(オウム)がよく百歳の寿をたもち、悲喜こもごも商戦に狂奔する相場師や過激な競技に記録を争う運動選手が短命であったり、また、コロコロの糞をするウサギが早死にするのを見ると、まず長命の秘訣は色欲を慎むこと、精神を安らかにすること、それになるべく「なよやかな便」をすることにあるらしい。

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