$ 0 0 「マッサージ」の始まり 日本では明治5年(1872)に、官命でヨーロッパに留学した橋本綱常が、オーストリアのウイーンにおいて医学博士ライフマイルの著書を求めて帰国し、それを軍医監・長瀬時衡(ながせときひら)に贈った。長瀬はこの本を翻訳したが、さらに工夫を凝らして、ついに大成した。その後、東京市飯田町に仁寿病院を開設し、初めて西洋マッサージ研究所を設けて、弟の小林美英(こばやしよしひで)にマッサージを普及させたのが始まりである。