「目から鱗(うろこ)が落ちる」の語源
新約聖書の中の言葉を直訳して出来たことばで、「使徒行伝」第九章十八節に見られる「The scales fell from his eyes.」という部分で、明治18年に発刊された日本語訳によれば「たちまち彼の眼より鱗のごときもの脱(おち)て、再び見る事が出来る」とある。つまり、「誤りを悟って迷いから覚める」というのが本来の意味であった。
現在では、何かのきっかけで急に視野が開け、当面の事態がよく理解できるようになったり、改心して人が変わったようになる事を言う。