「メロン」の始まり
原産地は北アフリカから中央アジアかけた一体で、次第に世界的に分布したものである。紀元前2,000年頃に栽培が始まり、西に広がった種類をメロンと言い、東に広がったものをウリと呼んだ。ウリ科キュウリ属メロン種で和名は「甜瓜(てんか:マクワウリの漢名)」という。
日本では中世の遺跡から炭化した種子が発見されている。明治17年(1884)頃に宮内省の内苑頭であった福羽逸人がヨーロッパから種子を取り寄せ、アメリカ種のメロンが輸入されるようになったのは、明治44年(1911)に農商務大臣の大浦兼武が欧米視察の帰りにアメリカから持ち帰ったのが最初である。
メロン
画像の出典:スマイル・エコ・ブログラム