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Channel: 原始人の見聞
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「心因性反応(しんいんせいはんのう)」の話

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「心因性反応(しんいんせいはんのう)」の話
 昭和26(1951)4月13日に、小高春雄という25歳の青年が、東京銀座の公衆電話から出た途端に、自分が何処の者で、名前が何というのか、何をしていたのか一切を忘れてしまい、一種の痴呆状態におちいった。ひとまず井の頭病院に収容され、アミタール・インタビュー(麻酔分析)、電気ショック、PGP(嘘発見器)などの治療によって、5月3日にいたり、記憶喪失から正気によみがえった。この病状を難しい言葉で言えば「心因性反応」という。

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