$ 0 0 「写真結婚(しゃしんけっこん)」の始まり 明治9年(1876)5月22日の『読売新聞』に、写真の見合いで縁談が成立し、埼玉県桶川から島根県に嫁入りしたという記事がある。すなわち「中山道、桶川の栗原某の娘は島根県下(出雲国)の星野という人に縁談が極って、先日桶川を出立しましたが、この相談は二百里以上も隔たって居るところゆえ、お互いに写真で見合いをいたし、双方とも気に入ったので有りますが、田舎にも中々開化の人が有りましょう」とあり、これがおそらく写真結婚の始まりと思われる。