$ 0 0 「詩(し)」の始まり 支那では古代の周王朝の文王が詩の始まりと伝えられている。日本では『懐風藻』に弘文天皇(在位671~672)が詠じた「道徳天訓を承け、塩梅眞宰に寄す、羞監撫の術無きを、安能四海に臨まん(どうとくてんくんをうけ、あんばいしんさんによす、はずかんぶのじゅつなきを、いずくんぞよくしかいにのぞまん)」とあるのが史籍に見られる始まりだと言われている。