「オリンピック」の始まり
古代のギリシャは幾多の小国や都市が独立し、これが聯合されて一国をなしていたために、色々うるさい軋轢が絶えなかったので、お互いの感情を融和することを計画し、紀元前776年に、初めてオリンピック競技が行われ、その後4年毎に開催し、約一千年の間継続されたのである。後に中断されたが1892年に、フランスのピエール・クーベルタンの提唱により、古代に則って復活され、その第一回は1896年にギリシャのアゼンにおいて開催された。
回を重ねるに従って盛んになり、今日ではほとんどの国が参加している。日本では明治45年(1912)7月にスエーデンのストックホルムで開催された第五回大会に参加し、三島弥彦(短距離)、金栗四三(マラソン)を派遣したのが始まりである。
昭和3年(1928)7月にオランダのアムステルダムにおいて行われた第九回大会の時、織田幹雄(三段跳)と鶴田義行(平泳)が優勝し、初めて日章旗が掲揚された。
なお、オリンピックの五輪マークはクーベルタンが1914年に考案したもので、1915年のオリンピック復興20周年記念祭に使われたのが始まりである。黄色はアジア、青は大洋州、赤はヨーロッパ、緑はアメリカ、黒はアフリカを表しているという。色は青・黄・黒・緑・赤の順で、青色の輪が向かって左側の上位にあり、その組合せは右ひねりとなっている。
2020年に東京で開催されるが、多額の税金が使われる以外に、ほとんど関心がなくなっている。無能な蜃気楼を辞めさせなければ駄目だ。